サーバー運用支援技術

コンピュータは、端末単体で機能を実現していた時代から、サーバーで実現した機能を通信によって端末(クライアント)で実行する「クラウド」コンピューティングの時代となりました。SNSや写真共有から、郵便サービス、IP電話といった基盤サービスまで、さまざまなサービスが「クラウド」で提供されています。これらのクラウドサービスは、機能を提供するサーバーを24時間365日安定して稼働させ、利用者の数に応じて、サービス停止することFotolia_37876939_XS6なくサーバーの台数を増やすなど、サーバー運用における技術が重要となっています。

ソフトフロントは、通信ソフトウェアの開発技術やノウハウをもとに、大規模なサーバーシステムを影から支える運用支援技術の開発に取り組んできました。堅牢なシステム運用を低コストで実現するソフトフロントの運用支援技術は、通信基盤サービスを運用する事業者様より高い評価を頂き、さまざまなシステムでご採用頂いています。

 

サーバー高可用性(High Availability)

事業者様のシステム要件を分析し、コールドスタンバイ/ホットスタンバイ構成、Act/Act構成、拠点冗長構成など、メンテナンスや障害時に備えたシステムの構築を多数手掛けてきました。システムの多重化はもちろん、費用対効果を考慮したRAIDハードディスク構成の適用といった基本的な構成から、ネットワークインタフェースカード(NIC)の故障に備えた物理NICのチーミング構成まで、蓄積したノウハウをもとに低コストで高い可用性を持つシステムを実現しています。

 

フォールトトレラント設計

サーバーの一部の機能に障害が発生しても、全体がすぐに停止するのではなく、機能縮退しつつも動作し続けるフォールトトレラント設計は、万が一の障害に対する重要な備えとなります。ソフトフロントのサーバーソフトウェアは、フォールトトレラント設計を徹底するほか、自システムだけでなく他のシステムの故障や不具合までも想定し設計することで、サービス運用中のトラブルに対して最小の影響で止められるよう、注意深く開発しています。