スマートデバイスVoIPエンジン

SUPREE embedded Audio Engine

概要

SUPREE embedded Audio Engine は0AB~Jや050番号を扱う本格的なIP電話アプリからAndroid, iOS向け無料通話アプリに見られるボイスチャットに至るまで、音声品質に優れたVoIPアプリケーションの開発に最適なミドルウェアです。ソフトフロントが誇る超高音質VoIP技術「REAFSVC」(※)を搭載し、モバイル回線に見られるネットワークのゆらぎ耐性にすぐれた超高音質・低遅延な通話品質を実現しています。
マイク入力~スピーカー出力~エンコード・デコード~パケット化~RTP送受信までの一連のVoIP音声通信機能が予め搭載されているため、市販のスマートフォン・タブレットなどのモバイルデバイス上で動作するVoIPアプリケーションを短期間で開発することが可能となります。
※超高音質VoIP技術「REAFSVC」についての詳細はこちらをご覧ください。

スマートデバイスVoIPエンジン

特長

ソフトウェアコーデックを内包
ソフトフロントのオーディオエンジンミドルウェアは、予めミドルウェア内部にソフトウェア音声コーデックを内部搭載していますので、VoIPアプリケーションは音声データの圧縮・伸張に関する特別な処理を実装する必要はありません。(様々な他のソフトウェア音声コーデックをカスタマイズ搭載することも可能です。)
また、Android端末ではAndroidバージョンに追随するステーブルなAPIを用いて実現されていることから、市販の多くのスマートフォンやタブレットに対応する特徴を持ち合わせています。

音声ミキシング機能を提供
当社のPC版テレビ会議アプリケーション「HelloMeeting HDシリーズ」に搭載されている音声ミキシングアーキテクチャを踏襲したスマートフォンやタブレット上でのMCU機能を提供しています。この機能は異なる音声コーデックの相手先が混在した会議形態にも対応し、話者エコーの回避のために相手先ごとに異なる音声ミキシング処理を実現しています。高価なMCUサーバー装置を設けること無く、音声ミキシングが可能となります。

音圧(送出デシベル)調整機能を搭載
電気通信事業法施行により総務省や通信事業者がソフトフォンの適合検査が進められていますが、適合要件として挙げられている音圧(送出デシベル)調整機能を保有しています。
ソフトフロントのオーディオエンジンミドルウェアを用いることにより、本格的なIP電話機能を持つVoIPアプリケーションを開発することが可能となり、利用者にとっては安心・安全にお使い頂くことができます。

機能

仕様・スペック

対応OS Android, iOS, Linux, Windows他*1
対応プロトコル/インタフェース RTP/RTCP/REAFSVC
音声コーデック ソフトウェア音声コーデック*2
MCU機能 最大同時通話数は物理制限無し*3
送出デシベル -3dbm
その他の機能 DTMF, wavファイル再生, 通話録音
端末間遅延量の目安 約200ms*4
CPU使用率の目安 約10%*5
ミドルウェア内容 ・VoIPエンジンミドルウェア(バイナリモジュール)*6
・ミドルウェアAPIリファレンス
・サンプルアプリケーション(ソースコード)

*1:他のプラットフォームOSにも対応可能です。別途お問い合わせください。
*2:対応する音声コーデックの詳細は別途お問合せください。
*3:CPU負荷率により同時通話数は制限されます。
*4:当社計測値。モバイル端末性能、ネットワーク状況により変化します。
*5:一般的な市販スマートフォンに搭載されているCPU性能の場合です。CPU性能により使用率は変化します。
*6:ソースコード開示オプションをご用意しています。詳細はお問合せください。

 

参考情報・関連情報

・ SUPREE embedded SIP Library
・ SUPREE embedded Video Engine HD
・ SUPREE embedded FAX Engine