スマートデバイスVideoエンジン
概要
SUPREE embedded VideoEngine HDはビデオフォンなどのリアルタイム映像通信アプリケーションの開発に最適なミドルウェアです。ソフトフロントが誇る高度なビデオ映像通信技術により、高画質・低遅延な映像通信品質を実現しています。 AndroidやiOSに対応し、カメラ入力～サーフェス描画～ビデオエンコード・デコード～パケット化～RTP送受信までの一連のビデオ通信・表示機能が予め搭載されているため、市販のスマートフォン・タブレットなどのモバイルデバイス上で動作するリアルタイムコミュニケーションアプリケーションを短期間で開発することが可能となります。
特長
ソフトウェアコーデックを装備
ソフトフロントのビデオエンジンミドルウェアは、予めミドルウェア内部にソフトウェアビデオコーデックを内部搭載していますので、アプリケーションは映像データの圧縮・伸張に関する特別な処理を実装する必要はありません。
また、ソフトウェアコーデック装備により、Android端末に見られる機種依存性を極力低減し、市販の多くのスマートフォンやタブレットに対応する特徴を持ち合わせています。
高品位なHDビデオ画質
H.264コーデックによるビデオ映像圧縮を用い、市販のスマートフォン・タブレットデバイスでは HD（720p）サイズで約15～30fpsの映像表現スペックを実現しています。
また、OS機能が保有するレンダリング手段を用い、マルチコアCPU対応による高速表示を実現するための最適処理が施されています。
ネットワーク使用帯域をコントロール
通信事業者のビデオコミュニケーションサービスでは使用できるネットワーク帯域が厳密に設定されていたり、Wi-Fi環境下でのトラフィック量の影響など、有限なネットワークリソース状況下ではビデオストリーミングの使用帯域を考慮する必要性があります。
ソフトフロントのビデオエンジンミドルウェアはパケット送出帯域を一定に保つパケットシェイパー機能を搭載しているため、様々なネットワーク環境下に対応してビデオ通信することが可能です。
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機能
仕様・スペック
| 対応OS | Android, iOS, Linux, Windows他*1 |
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対応プロトコル ／インタフェース |
RTP/RTCP |
| ビデオコーデック | ソフトウェアビデオコーデック |
| ビデオ画像サイズ | 720p（1280 x 720）*2 |
| ビデオフレームレート | 15～30fps*3 |
| 端末間遅延量の目安 | 約300ms*4 |
| 帯域制御 | ネットワークへのパケット送出ビットレート制御処理 |
| ミドルウェア内容 |
・ビデオエンジンミドルウェア（バイナリモジュール）*5 ・ミドルウェアAPIリファレンス ・サンプルアプリケーション（ソースコード） |
*1：他のプラットフォームOSにも対応可能です。別途お問い合わせください。
*2：Full HD（1080i）をご希望の方は別途お問合せください。
*3：端末性能により出力可能なフレームレート値は変動します。
*4：当社計測値。モバイル端末性能、ネットワーク状況により変化します。
*5：ソースコード開示オプションをご用意しています。詳細はお問合せください。
参考情報・関連情報
・ SUPREE embedded Audio Engine
・ SUPREE embedded Video Engine HD
・ SUPREE embedded FAX Engine