株主の皆様へ

株主の皆様へ

社長メッセージ | 株式会社ソフトフロントホールディングス
株主の皆様には、日頃より当社グループをご支援いただき、心より御礼申し上げます。

私は、この一年ほど、自分自身に何度も問いかけてきました。
「ソフトフロントグループは、このままで次の10年、20年を迎えられるのだろうか。」

生成AIの登場は、ソフトウェア産業だけでなく、企業の仕事の進め方や社会の仕組みそのものを変え始めています。その変化の大きさは、私たちがこれまで経験してきた技術革新とは明らかに違います。

だからこそ私は、「従来の延長線上で事業を続ける」という選択ではなく、会社をもう一度成長軌道に乗せるための"第二の創業"に挑戦することを決めました。

もちろん、この挑戦に約束された成功はありません。
新しい市場には新たな競合が存在し、思い通りにいかないことも数多くあるでしょう。
それでも、変化を待つ会社ではなく、自ら変化を創る会社でありたい。
それが、私たちの決断です。
創業以来、当社は通信技術、音声技術、コンテンツマネジメントなど、「人と情報をつなぐ」技術を磨き続けてきました。
私は、この積み重ねがAI時代でも価値を失うとは考えていません。
むしろ、お客様の現場で培ってきた経験や知識こそが、AIを実際の業務で活用するための大きな強みになると信じています。

だから私たちは、AI Voicebotだけではなく、Knowledge Platform、Model as a Service(MaaS)、AI Infrastructure、書籍、そしてRoboticsへと事業領域を広げています。

一見すると、それぞれ別の事業に見えるかもしれません。
しかし私たちの中では、すべてが一つの未来につながっています。
それは、AIを企業や社会で"安心して使える環境"を提供することです。

AIを支えるInfrastructureと、人とAIをつなぐIntelligence。
その両方を提供できる企業へ進化することが、私たちの目指す姿です。
AIが社会に広がるほど、その基盤となる計算資源や電力の重要性はさらに高まります。
そのため当社は、AIデータセンター事業に加え、クリーンエネルギーや蓄電分野への取り組みも進めています。

AIを支えるインフラから、その上で価値を生み出すアプリケーションまで。
私たちは、それらを一つのエコシステムとしてつなぐことで、新しい企業価値を創りたいと考えています。
私は、企業の価値は短期的な成果だけで決まるものではないと思っています。
どのような未来を目指し、その未来に向けて挑戦し続けられるか。
そこに企業の本当の価値があると考えています。

私たちはまだ道半ばです。
しかし、一歩ずつ着実に挑戦を積み重ね、株主の皆様の期待に応えられる企業へ成長してまいります。

これからも、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2026年8月
株式会社ソフトフロントホールディングス
代表取締役社長 時 慧