株主の皆様へ

株主の皆様におかれましては、平素より格段のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 
今期からの事業成長のステージにおいて、当社のコア技術であるボイスコンピューティングを中心とした事業やコミュニケーション・プラットフォーム事業、その周辺領域の事業による収益を柱として、事業規模及び収益の拡大を目指してまいりましたが、この度、周辺領域の事業での第2の柱として「株式会社サイトパブリス」を子会社化し、新しいグループ企業としてスタートいたしました。ソフトフロントは「技術を愛し、技術を提供することによって、社会変革の牽引役となり、豊かな社会を実現すること」を目指しており、技術を活用し世の中で本当に役に立つ企業でありたいという思いは変わりません。サイト・パブリスもまさに同じ思いを抱いている企業であり、グループ一丸となって、今後更なる価値を提供していきます。
 
事業領域
ソフトフロントのリアルタイムで音声などを通信するボイス・コンピューティング事業に、サイト・パブリスのWebやアプリなどのコンテンツ作成・編集や関連システム連携のハブを提供するコンテンツ管理事業を加え、これからの時代に即したコミュニケーション・プラットフォームを提供します。
 
ソフトフロントの強み
アナログ電話をいち早くソフトウェア化し、電話回線や電話機に依存することなくインターネットを通してあらゆる機器で音声や画像をリアルタイムで通信できるようにしたのがソフトフロントです。今や、スマホはもちろん、車内、部屋内、店内、ウェアラブル、サイネージなどのあらゆる機器にスピーカーとマイク、更にはカメラやモニターがつき、今後は5G/6Gでより高速な通信も可能になり、そうしたソフトウェアの重要性は更に高まっています。
ソフトフロントは、複雑な「呼制御」、高機能・高音質の「音声制御」、高度な「リアルタイム処理」や「高速分散処理」の技術やアセットがあり、それらを単なる技術ではなくお客様や自社の製品・サービスの中に組み込みビジネス創造してきた知識やノウハウ、実績があります。
また、自社のソフトウェア開発・製品開発においては、そうした高度な技術を、お客様がプログラミングなどの知識がなくても簡単にお使いいただけるようにしており、日々改善にも取り組んでいます。こうしたことはお客様企業が早い時代の動きに早く対応するために必須の要件であり、それが「技術を提供」することであると考えています。
 
サイト・パブリスの強み
「コンテンツ・マネージメント・システム(CMS)」というソフトウェアと関連サービスを提供しており、サイト・パブリスもお客様ご自身でWebサイトの更新などの運用がしやすいことを強みとしています。商用版の国産のCMSを提供して20年の実績があり、大手企業様はじめ、延べ630社以上のお客様に導入いただいています。
情報やデータは機器の中にあるだけでは人間は理解できませんが、ウエブサイトなどで「コンテンツ」として表示することで始めて見たり、交信したりすることができます。サイト・パブリスは、お客様企業の、デジタルマーケティングなどでの顧客との接点はもちろん、従業員との接点、パートナーとの接点、製品(IoT)との接点、あらゆる接点での情報をデータ化・可視化し収集・発信・蓄積するハブとなるウエブサイト構築しています。また、他システムとの連携等の開発支援を行っています。ウエブサイトだけでなく、アプリやデジタルサイネージなど、あらゆる媒体でのコンテンツ管理が可能です。HTML,CSSなどの専門的な知識がなくてもお使いいただくことができ、お客様ご自身でも「見たまま編集」で簡単に編集可能です。自社でソフトウェアを開発し、自社で保守を行っており、お客様の声を反映しより使いやすく日々改善しています。
 
事業シナジー
お客様への提供価値を拡大します。電話に加え、Webも含めたインターフェース(顧客接点)が獲得できることで、ECサイト、コールセンター、社内ポータルなど、あらゆる人との接点におけるWebやアプリも含めた顧客体験向上を目指します。
隣接分野(音声・動画とWeb)でのそれぞれのお客様へ、グループ一体となって価値のご提供をします。ボイス・コンピューティングの隣接分野であるWebでのコミュニケーション製品とサービスをご利用のお客様へのクロスセル、アップセルにより、成長のベースとなるお客様基盤の確保を目指します。
また、呼制御、音声制御、リアルタイム処理、高速分散処理などの技術に、サイト・パブリスのプレゼンテーション層やアプリケーション層の技術も加え、この両社がこれからの時代に沿ったソフトウェアを自社で開発することにより、これからの新しい社会に対して大きな価値を創造していくことができると考えています。
 
今後さらに5G・6Gでの通信の高度化やIoT・エッジコンピューティングでの端末処理能力の向上などによりコミュニケーションのあり方も大きく進化していきます。ここにおいて我々に求められるのはスピード感を持って時代の変化に対応し成長することです。そうした中、まずは新しい一歩を踏み出すことができました。よりよい社会の実現に貢献すべく、これからも変化の中で既存の枠にとらわれず成長に向けて挑戦してまいります。
 
グループ企業経営の強化、財務基盤を充実も進め、今後とも、よりよい社会の実現に貢献し、企業価値を向上させるために最善を尽くしてまいります。引き続き、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2021年12月1日

株式会社ソフトフロントホールディングス
代表取締役社長 二通 宏久